GORO 映画のしゃべり場

管理者 アライ・クマ

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド

 「完結編」です。今までの筋が、すっかり終結してしまいます。エンドロールの後、仕掛けがあります。「続編」には期待しません。すでに「伝説」の中の映画。殿堂入りですね。

ブラックブック

 ナチス支配下のオランダの話。最初は一人の女性の戦時下の半生を淡々と描いたものと思ってみていたら、最後はミステリーっぽくなったりしてちょっと戸惑いました。霊柩車を止めて、池をながめる最後の方のシーンは「ざまーみろ」という感じでなく見れたら、戦争の残虐性をちょっと語れるのかなんて、へそ曲がりでしょうか。

ブラックブック [DVD]

ブラックブック [DVD]

オデッサ・ファイル

 ナチスドイツの戦犯をかくまうために作られた戦後の影の組織に光を当てた作品。ドイツで公開されたときにはきっと大反響だったのではと思います。影の組織をつぶす影の組織があるっていうのもなんかやになっちゃいそう。日本は東京裁判があって、そこから逃れた人は薬害訴訟で表に出た人だけだったのでしょうか。大竹まことの「東京裁判」を見なきゃだめかなぁ・・

しゃべれどもしゃべれども

 そんなに大感動、スペクタル!ではなく、ほんわかした日常のちょっといい話。なのですが、日本の伝統文化「落語」がベースにしっかりあるので、1本の映画になってしまいます。私は伊東四郎が落語の師匠としては好演しているのですが、本当の落語家にやってほしかったと思いました。国分太一が上手にやればやるほど、伊東との差が見えなくなる。師匠はやっぱり超越した業師であってほしい。

フラガール

 実話をベースにしてつくられた映画だけに、迫力がある。泣けました。気になったのは主人公の兄貴の今後。サイドストーリーがありそうな感じ。

フラガールスタンダード・エディション [DVD]

フラガールスタンダード・エディション [DVD]

パッチギ!LOVE&PEACE

 シリーズ第2弾。前回と同様に加藤和彦のメロディにのせ、「あのころ」の日本の裏の状況が現在の戦争映画ブーム(?)への警鐘とあわせて綴られている。せつない映画。

パッチギ!LOVE&PEACE スタンダード・エディション [DVD]

パッチギ!LOVE&PEACE スタンダード・エディション [DVD]

天使

 深田恭子主演であるが、せりふはなし。ファンは若干がっかりするかもしれない。しぐさはかわいい。天使を媒介にいくつかのストーリーが重なり合う。家族と一緒に見に行くにはよくできているかもしれない。ターゲットは小学生だな。